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『ミスを成果に変える ~命綱を作っている女性社長の仕事術~』を上梓致しました。

『ミスを成果に変える ~命綱を作っている女性社長の仕事術~』を上梓致しました。

株式会社 基陽 代表取締役 藤田尊子は、9月6日に全国書店にて

『ミスを成果に変える ~命綱を作っている女性社長の仕事術~』を上梓致しました。

 

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危険を伴う建築中の高層ビルで仕事をしている建設マンは、命綱をしっかり付けていることで、安心して仕事ができ、転落という取り返しのつかない大きな事故=ミスは防げます。しかし、一般のビジネスシーンに「命綱」はありません。

 

もし、オフィスワークにも「命綱」があったら、どんなに自信を持って仕事に臨め、致命的なミスを防いでくれることか。そんなものがあったらいいなあ、と誰もが思うことでしょう。

 

仕事のミスを防ぐ「命綱の役目」。実は誰でも手に入れることができます。あなたの中に眠っている「命綱」に気が付かず、使っていないだけなのです。

 

私は建設マンの安全を守る「命綱」を製造する会社を経営しています。その命綱は日本一多くの建設マンの声を聞いて作った製品です。大切な命を預かる「命綱」(正式名所=墜落制止用器具安全帯)には、ひとつのミスも許されません。

 

では、私や我が社のメンバーは一切ミスをしないのかと言えば、正直なところたくさんのミスを重ねて来ました。命綱を作る会社の社長の私もメンバーも人間です。どうしてもミスが起こってしまうのです。

 

ミスを起こすと人間は、またミスを起こしたらどうしようと委縮してしまい、仕事への積極的な姿勢が失われてしまいます。それでは人も会社も成長できず停滞してしまい、悪循環を引き起こします。

そうなったらメンバーも私も由々しき事態になりかねません。リーダーである以上、メンバーが安心して仕事ができるように、どういう時にミスが起こりやすいかを分析し、ミスを未然に防ぐ工夫を重ねているうちに、何を一番大切にしたら、ミスが減り、成果に変わるかが見えてきたのです。それはとてもシンプルなことの積み重ねでした。

 

その思考や方法によって、我が社の命綱は安全帯業界初の「グッドデザイン賞」を2014年、2018年と2度も受賞できました。

 

また、より良い製品づくりのためにはメンバーの働く環境がとても大切です。少しでもメンバーにとって仕事がしやすい環境はどんなものなのかを考え、改善を重ねていくうちに、2017年に内閣府主催「女性のチャレンジ賞」、2018年、

2019年は社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にしている会社と認められ、「ホワイト企業大賞特別賞」を受賞することもできました。

 

ミスを防ぐ方法と聞くと、いつでもピリピリと緊張の糸を張り詰めているようなイメージを抱かれるかも知れません。

「命綱」を作っている私たちの会社は、さぞ堅苦しいイメージを持たれることでしょう。そんなことはありません。会社にいらしたお客様は、まずメンバー全員が笑顔で挨拶することに驚かれ、会社の印象が想像と違ったとおっしゃいます。メンバーの発言が自由で活発なことも特徴でしょう。

 

我が社は、山陽新幹線の新神戸駅から車で約1時間、四季の彩りが美しい兵庫県三木市にある小さな会社です。

ミスを恐れず前に向かうことで、小さな会社から、何よりも大切で掛け替えのない、人の命を守る製品を、自信を持って世界に羽ばたかせることができるようになりました。

 

仕事のミスを防ぐことができれば、心に余裕ができ、安心して前向きに仕事に取り組めるようになります。

すると不思議といろいろなことが好転し、そして……。

 

その先にある仕事の展開、人生を楽しみながら、この本を読み進めていってください。

 

藤田尊子

 

(「まえがき」より引用)