現場女性にハーネスについて質問すると、
「ハーネスを着けているが 、とにかく重い」「金具が当たって痛い」
「小柄な体形に合うものが欲しい」「着脱をカンタンにして欲しい」
「ヘルメットをかぶっていると、遠目から女性とわからないので 可愛いデザインがあれば嬉しい」
「仕事を始めた当初は男性に負けたくないと、男性と同じモノを身につけていたが、
「年数が経ち、自分の仕事に自信が出てきた時に気持ちが華やぐモノを使いたいと思い始めた」
など、本当に様々なお声が有りました。
基陽の女性チームは、現場女性のお声を聞きながら、女性専用ハーネスを開発しました。
女性の身体への優しさを追求した軽いハーネスです。
昨年の緑十字展では展示した女性用ハーネスにも多くの反響をいただき、 男性用とどこが違うのか、
どんなこだわりがあるのか説明して欲しいと要望がありました。
展示会後、数か月経っておりますが、女性用ハーネスに関するお問い合わせが寄せられております。
女性用ハーネスの需要はまだ先かとも思っておりましたが、各企業様の安全環境部や経営層の方から
「頑張っている女性に少しでも軽いハーネスを使わせたい」と、関心の高さを目の当たりにすること
となりました。
国土交通省や各建設会社では、女性技能者の倍増計画や 女性も働きやすい労働環境の整備が進め
られています。まだまだ少ない現場女性ではありますが、女性が活躍できることは“ 願い” でもあり、
“ 課題” でもあると言えるのかもしれません。