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志在千里(社長ブログ)

2019.12.25『三方よし』とSDGs

  • 第21回日経フォーラムの世界経営者会議で、『三方よし』という言葉が出て、少し驚きました。近江商人に育てられた言葉が、米国コンサルファームのCEOによってあらためて紹介されました。『三方よし』とは「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方です。この言葉は、現在の滋賀県にあたる近江に本店を置き、江戸時代から明治時代にわたって日本各地で活躍していた近江商人が大切にしていた考えです。信頼を得るために、売り手と買い手がともに満足し、さらに社会貢献もできるのが良い商売であると考えていました。

    近江商人は陰徳を大切にし、自分たちの利益ばかりを考えるのではなく、人のためになることを行ってきました。そうして蓄積していった信頼は、やがて彼らに大きな利益をもたらすことになります。そこで貯まった利益を、今度は学校の建設や橋の建設に無償で使っていき、社会の為にも大きく還元したのだそうです。近江発祥、関西発祥の長寿企業は多くあり、関西の歴史を紐解くと「なるほど」と流れに感じ入ります。

  • 2015年より国連にてSDGs(Sustainable DevelopmentGoals(持続可能な開発目標))が掲げられ、SDGsのマークやカラフルなリングのバッジを付けた人もあちこちで見かけるようになりました。

    2030年達成を目標に提唱されたSDGsですが、近江商人の三方よしや、日本の社会が本質的に持っている、暖簾を守り永続する会社にするための智恵、地域を大切にすること、従業員を終身雇用してきたこと、環境を守ろうとすることなど当たり前に持っていることもあるように感じます。

    『三方よし』に「未来よし」を足して「四方よし」などという人もあり、進化しています。当社の理念の中に「共に栄える」がありますが、永続して繁栄する為、業界も社会も未来を見据え、日々変化を続けています。未来を考えるには、過去から学ぶ。『故きを温ねて新しきを知る』も真理なのかもしれません。