こんにちは!「建設イケメン職人応援し隊」の石橋です!
今回は、「最先端のホームセンター」~喧嘩が減らせる店作り~についてお伝えします。
日本の ホームセンター(以下HC)で「研究開発部門」があることは珍しいと言えます。
小売業でも同様ではないでしょうか。
日本の流通業が背中を追ってきたアメリカの小売業には、
研究開発部門を持つ大手ホームセンターがあります。
その名も 『ロウズ』
日本のホームセンター業界の売上高ランキング 平成26年3月決算(他時期決算企業あり)
日本のホームセンター業界の売上高ランキング 平成26年3月決算(他時期決算企業あり)
日本に進出していない為、聞き慣れない方も多いと思いますが、
全米2位のチェーンで売上は562.23億ドル(1ドル120円換算で6兆7467億)にのぼる超巨大ホームセンターです。
(ちなみに1位は、以前ブログにもご紹介した ホーム・デポ の831.76億ドル)
(ブログ) 2016.05.26海外のホームセンター開店セレモニー http://bipod.heteml.jp/kiyo/ip/dealers/95
(ブログ) 2016.06.02海外のホームセンターの取り組み http://bipod.heteml.jp/kiyo/ip/dealers/1014
住宅リフォームといったDIY系に強いホームセンターの『ロウズ』は
全米に1,615店舗を誇り、来年2017年に 70周年 を迎えます。
研究開発部門が取り組んでいるのが、『未来の小売り』というテーマです。
従来の店舗では例えば商品を購入してDIYで家の改装、改築に取り組んでも、
実際にどんなイメージかは完成するまで分かりませんでした。
ところが、『ロウズ社の研究開発部門』が開発した、
リフォーム バーチャル シミュレーション ルーム
『ホロルーム』
を活用することで、改装後の部屋を仮想体験することが出来ます。
『ホロルーム』に入ると、AR(拡張現実技術)を活用したマーカーが 床と壁に設置され、
顧客がこの部屋でタブレット端末に条件を入力すると、
その条件に合わせたイメージの部屋がタブレット端末上に3D展開されます。
お客様のイメージと店員の提案内容とのニュアンスの違いが埋められる他、
家族で買い物に来ているお客様同士でもイメージを共有することができ、
「こんなつもりではなかった!」という喧嘩の種を減らすことが出来ます。
この技術の他にも店内で活躍するロボット等の
最先端の小売り技術に取り組むロウズ社の今後の動向に目が離せません。
以下のリンク先で概要と動画をご確認いただけます。
http://www.lowesinnovationlabs.com/
(ロウズ社 ホームページより)
次回は「啓蒙活動大国 日本!」についてお伝えしていきます。
「建設イケメン職人応援し隊」の石橋でした。ありがとうございました。