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2020.08.14『地名の由来』

  • 基陽は「兵庫県三木市」に所在します。

     兵庫(ひょうご)の地名の由来は武器、兵器庫(つわものぐら)。大化の改新の後、朝廷の武器庫が置かれたことが由来です。また、三木(みき)は播磨国風土記などに登場する西暦300年頃、神功皇后行幸の際に献上した御神酒(おみき)から命名されました。また旧名の美嚢野(みなぎの)とは、西暦400年頃に履中天皇がこの地を来訪時に『水の流れが美しい』と称えたことから、との由来も伝わります。

  •  そもそも地名は、和銅六年(713年)、風土記編纂を命じられた際に、「好き字を着けしむ」との発令から郡里の地域名称が二字化した経緯が続日本紀等に残っています。○○ヶ丘、○○台、綺麗な地名が多くありますが、ほとんどは近年の新興住宅地。おしゃれな街、東京都目黒区『自由が丘』も、昭和の初めまで『衾(ふすま)村』。ふすまの由来は諸説ありますが、谷にはさまれた狹間(はざま)の土地であった言葉が訛ったか、または、馬が足を取られやすい湿地帯であったことから「伏馬(ふしま)」と言われ、ふすまに転じたという説も。地名から由来されるのは、谷間の低地で周囲の川から水が流れ込みやすい場所だということだそうです。ちなみに、東京のおしゃれな街『青山』。実は、兵庫県の丹波篠山市が由来です。徳川家臣である篠山藩主青山家の江戸屋敷が、現在の青山地区にあったことを由来としています。デカンショ節を聞かれたことあるでしょうか。青山家は学問を大いに奨励し、篠山に多くの私立中学を作り、優秀な学生を東京に作った寄宿舎へ遊学させました。デカンショ節(デカルト カント ショーペンハウエル)は学生の歌として、篠山の遊学生から広がったと伝わっています。今も、東京渋谷に現青山藩主が運営する学生寮として兵庫県出身者のサポートがあり、個性豊かな学生が育っているそうです。

     由緒を含む古称の地名は、此の土地の記憶を今に伝える為の「先人の伝言、教え」と推察出来ます。伝言の中には過去の災害も含まれています。お住まいの地の由緒をご存知ない方は調べてみられることをお薦め致します。自分が生きる場所の由来を知ることは、安全安心に加え、郷土愛に繋がること請け合いです。そして、大切な人を守り、共に生き抜くことに繋がるかもしれません。