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志在千里(社長ブログ)

2020.04.10『 変化・チャレンジ福岡市見学 』

  • 福岡市の事業構想見学に参加してきました。 2012年にスタートアップ都市宣言後、国家戦略特区になっている福岡市は、市民と90回以上のビジョン交換の場を持ち、『住みたい、行きたい、働きたい。アジアの交流拠点都市』を目指しています。 現在、コワーキングスペースになっている福岡市天神の旧大名小学校は「Fukuoka Growth Next(フクオカグロースネクスト)」。廃校が見事にスタートアップを支援する象徴に見え、一階のコミュニケーションフロアは人が多く活気があります。かつての運動場には大きな重機が動き、ホテルを建築中。スタートアップの方々の起業と持続への想いと、市の支援がマッチし、新規事業が進みつつある会社が国内で最も多く、、「日本のシアトルを目指す」という目標が見えます。

  •  スポーツセンシングやモビリティ、ドローンなど、実証実験もサポートされながら進めています。公益性がある事業は、特に進めやすいようです。逆に失敗例として、介護事業やジム事業等があったようですが、「市への依頼や要求度が高い事業は自走できずサポートしにくい 」とのことでした。 福岡市もスタートアップ企業の視点も、九州や日本を見ているのでなく、世界や宇宙を見ています。国内でなく直接世界を見ている北欧企業のようなイメージを持ちました。

  •  市の調査によると福岡市民の90%が住みやすい、70%が市政を信頼できると評価しています。公務員である福岡市役所の方々も、まさに『口角泡を飛ばす』の様相で、熱く語っておられるのには驚きました。「 市のリーダーである高島宗一郎市長は元アナウンサー、プレゼンが上手い、自分たちもプレゼン上手にならざるを得ない」と言われていました。“ブルドーザー”とも評される福岡市長。市の方に「トップである市長が変わると施策が変わり、振り回されるのでは?」とやんわり意地悪な質問をしたところ・・・「正直そういう面もあり、対応はてんやわんやになり、大変です。ただ、仕組みが定着し自走し始めると、市民から理解が得られ、市の特徴となる。そうなると、トップが変わっても、市民から支持されたものは容易に変わらないです。」という言葉が印象的でした。 我々が所在する三木市の市役所も最近はイメージが変わり、柔軟で熱心な方がおられ、地域活性や持続可能な社会を目指し尽力されているようです。 会社は公器、地域の中にあるもの。現状維持は衰退でしかありません。道具、墜落制止用器具(安全帯)やフルハーネスなどと同様、変化を重ねる必要があります。本質を大切にしつつ、視野を広く高く持ち、何事にもチャレンジあるのみです。