今日、ある建設マンから電話を頂きました。取り次ぎの際、知らない方でしたので、少し不思議に感じながら、電話に出ました。「自分の部下が、お菓子を沢山もらったので、お礼が言いたくて」 とのことでした。最近、お菓子を差し上げた建設マンはいないので、その建設マンの優しい声を聞きながら、思い当たること考えておりました。
先週、“人生の師匠”と尊敬している先生に、ご挨拶に伺いました。失礼する際に、先生と秘書の方と私の3人で、外に出ると向かいのビルが工事中、忙しそうに現場を見上げ、指示を出している建設マン。
KHじゃばらストレッチハーネスを装着して作業していたので、思わず声をかけました。その建設マンは岡田さん。可愛い顔をした30代くらいの男性で、手を止めて、丁寧に話をしてくれました。横にいる警備員さんもニコニコされていて、つい長く会話を続けてしまいました。どこで買った、使い心地、等々を熱心に聞かせて頂き、嬉しくて「あぁ、お礼に何か差し上げたいのだけど、何も持っていなくて」とつい言うと、後ろにおられた師匠が一言、「あなたの名刺を渡しなさい」。そして、今日の電話です。師匠が、秘書の方に言って、お菓子を沢山差し入れて頂いたようでした。
↑気温33℃の中、溶接作業をしている職人さん
↑現場監督の方にも愛用されている進化バック
私に電話をつないでくれた女性社員さんも、先にその建設マンから話を聞いてくれていて、「自分のビジョンにも通じていて、とても嬉しかった」とキリッと語ってくれました。彼女のビジョンは『横のつながりを大切にし、感謝し広げていく』 だそうです。ビジョンを大切にしてくれる社員さん、黙ってお菓子を差し入れてくださった師匠、そして、差し入れのお菓子のことを上司に伝えた建設マン岡田さんと、電話をくださった上司の方。ひとりひとりがカッコいい。
私たちの理念にある“共に栄える”という言葉。ひとつひとつをていねいにつなげると、大きな喜びになります。ひとつひとつをていねいに。まさに建設マンの仕事、そのものでもあります。これからも、応援し、伴走していきたいと考えています。
今年の夏も、庭にある蜂の巣箱から、蜂蜜が取れました。今年は、恐ろしいスズメバチが沢山いましたが、小さくて丸い日本ミツバチたちは負けずに頑張って、黄金色の蜂蜜をたっぷり作ってくれました。日本ミツバチも野生の蜂なので、年によってはあまり集まらない時もありますが、今年は早めに菜の花やレンゲを植えて、順に花やハーブを絶やさないようにしました。
ミツバチの寿命はたったの1ヶ月です。そのミツバチが一生に作る蜂蜜の量は、ティースプーン一杯程度。日本ミツバチの蜂蜜の味はとても濃厚で、初めて食べた時は驚きました。蜂蜜は、ミツバチにしか作ることができない貴重なものです。日本ミツバチに居続けてもらえるよう、自然な農園を少しずつでも広げていきたいと考えています。
藤田尊子