こんにちは、山崎です。
【まとめ】
最後にご紹介した「Y型」は、高所作業者の 特に腰回りを広く使いたい方には人気のアイテムです。
ですが「Y型」も完成した形ではありません。
サスペンダー機能では「H型」に勝る物はありません。
腰に重いものを付ければ付けるほど、左右の安定感は失われます。
高所作業中のバランスはとても重要なので、重量級の作業者は「H型」を手放しません。
安定性では「国内仕様X型」の右に出る物はありません。
腰回りが数点の工具のみでスッキリしている職人さんの場合は、体に密着して安心の「国内仕様X型」が人気です。
左右のわきの真下に前後の生地のクロス部分が来るように設計されており、
工具袋が付けられない場所を減らすようにしているメーカーや、
専用のキットを別購入する事で、腰回りのどこにでも工具袋が付く工夫をしているメーカーもあります。
最近は「Y型」と「X型」を融合させた新しい形のハーネスも誕生しており、まだまだ進化の予感がします。
登山タイプのハーネスの良い点を盛り込んだ、
「レスキュー対応ハーネス」というものも消防の現場では登場しています。
建設業に導入される日も近いかもしれません。
目新しい機能が付くと、話題になります。
でもそのハーネスが、どの形なのか分かってくると、
「これとこれは名前は違うけど 同じ仲間だ」とか、
「新しい機能って書いてあるけど、形の違うもので既にある」などが分かってきます。
自分に必要な製品が分かってくれば、より安心で安全な選択が出来てきます。
2年後には、ハーネス主流の世の中になっているかもしれません。
今から十分に理解して、正しい自分に合ったハーネスを手に入れましょう。
次回は、ハーネスの最新情報や、ハーネスの規格についてお話します。
山崎でした。
また読んで下さいね。
[次の記事はこちら!][ハーネス規格編]①厳しい規格のもとで(前編)[ハーネス規格編]②厳しい規格のもとで(後編)[前の記事はこちら!][ハーネス種類編]①ハーネスって何種類くらいあるの?[ハーネス種類編]②海外仕様X型について[ハーネス種類編]③改良!国内仕様X型[ハーネス種類編]④腰がラク!国内仕様H型[ハーネス種類編]⑤腰回りが広い!国内仕様Y型